山形県高校生ウォーカー達について
お久しぶりです。ミサワです。
かなり久々にブログを書いています。
今回は皆様にお伝えしたいことがあり、ブログを書くことにしました。
突然ですが、私は現在の山形県の高校生競歩選手達の雰囲気がとても良いなと感じています。
人数は男女合わせても10名程度で多くはないのですが、彼らからは学校や性別といった垣根を越えた「絆」と、速くなりたい、強くなりたいという強い意欲を感じます。
※「絆」って書き方ちょっと厨二病臭くて恥ずかしいな……笑
「絆」という面についてより強く感じた出来事があります。
高校生のみで行われるインターハイ路線や新人戦路線の大会の時は男女混合ではなくそれぞれで5000mWの試合を行うのが一般的です。
その際に男子は女子のレースの動画をほぼ全員分撮影し、レース後に山形競歩のLINEグループで共有、
また女子も男子のレースの際は同様に動画撮影しLINEで共有といったことを我々オトナが指示するでもなく彼らが率先して行っています。
その様子を見る度に私は、「なんて互いに協力的な子達なんだ……!!」と非常に感心してしまいます。
ウチは女だし、別な学校の男子のレースなんてキョーミな〜〜い
自分さえ速くなればいい。他の学校の選手なんて知らないや。
というような考えではなく
性別、学校、競技レベル関係なく互いにリスペクトしあいながら強くなっていこう、という非常に前向きな雰囲気と彼らの「絆」を感じます。
同時に意欲的な選手が多いことを表してもいるな、と思います。
特に男子選手にはインターハイ出場を目標にしている選手が多いです。
やはり高い目標を1人が掲げることで、またほかの選手もそこに引き寄せられてくる、そして共に高い目標に向かって頑張ろうという雰囲気が生まれているのかなと感じます。
その証拠に今年の山形県高校生ウォーカーは例年に比べて5000mWの記録が平均して高くなっています。
雰囲気って、大事なんだなあ、、とひしひしと感じます。
また、選手の中には私や大学生の選手に一緒に練習をしてくれないかと依頼をしてくる選手もいて、競歩に対して非常に意欲的な印象を感じます。
あすあす三十路のおっさんですが、若者に頼りにされるのはなんだかんだで嬉しいです。
そして一緒に練習することで非常に刺激になり、私自身のモチベーションにも繋がるので彼らからの練習オファーには極力応えたいなと思っています。
そんな意欲的な彼らを見ていると、1人でも多くインターハイに進んで欲しいなと思います。
来週、インターハイの最終関門となる東北高校総体がいよいよ行われます。
会場は地元、山形県。地元開催ということで地元山形の選手に対する注目も大きいことでしょう。
尚更、地元でいいレースをして1人でも多くの選手がインターハイを決めて欲しいと切に願います。
頑張れ、山形県高校生ウォーカー
YouTube始めました
どうも、三澤です。
突然ですが、この度YouTubeチャンネルを開設しました。
その名も「ド田舎市民ウォーカーの日常」
ブログと同じ名前ですね。山形で活動する身としては、ふさわしい名前はこれしかないだろうと勝手に思っているのと、自分で名付けた「ド田舎市民ウォーカー」というネーミングがなんか気に入ってきたので、こちらの名前にしました。
そんな我がチャンネルの記念すべき?1発目の動画がこちらになります。
先日に実施した1000m4分切りチャレンジの様子を収めています。
まだまだ拙い編集や映像になりますが、皆様の人生の暇つぶしにご覧いただければ幸いです。
さて、今日は突然YouTubeを始めた理由についてお話させていただきたいと思います。
●試合数が少なくなったから
最近でいえば東北選手権の中止、大きな大会でいえば毎年10月開催の全日本高畠競歩の中止と、新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの試合が中止になっています。
元々少ない競歩の試合なのに、さらに試合がなくなり、モチベーションを維持するのが難しくなっています。
しかし、試合以外に競歩の楽しみ方は何かないだろうか??
と考えた際に、YouTubeやればいいんじゃね?楽しいんじゃね?という考えに至りました。
単純すぎて草。
そうです。大会が少なくなり、なんかつまんねぇな~と感じながら競歩をするのがもったいないなと感じたため、YouTubeを競歩をやる目的の一つにして取り組んでいくことで今までとは違う楽しみ方ができるのではないか?と思ったのです。
新たな競歩の楽しみ方を常に模索しながら、やっていきたいと思います。
●競歩系YouTuberがあまりいないから
「競歩」でYouTube検索をすると、国内外の大きな試合の映像だったり、
技術解説の動画、あとは有名選手のドキュメント映像などが大体出てきます。
しかし。
いわゆる「ランチューバ―」のような感じで
競歩の練習の様子だったり、企画系の動画だったりを投稿している方はあまり見受けられないなぁ・・・というのを感じておりました。
勿論、競歩という競技自体の人口が少ないこともあるのかもしれませんが、
陸上系YouTuberが活発になりつつある中、競歩にフォーカスしたYouTuberが少ないというのは寂しいなと思い、この度のチャンネル開設に至りました。
コロナ禍の現代、お家でYouTubeを鑑賞する時間が増えてきた方もいらっしゃると思います。
少しでも、全人類が競歩に触れる機会を増やしていただきたいという願いも込めております。
●新しいことを始めてみたかったから
実はYouTubeは、以前からもやってみたいなと思っていました。
しかし、なかなか重い腰が上がらず、始める機会を逃し続けていました。
そんな中、初めのほうでも触れた相次ぐ大会の中止で日々が味気なくなってきているのを感じていました。
このまま味気のない日々を過ごすのもつまらないな・・・と感じ、何か新しいことを始めてみようと思った矢先、やってみたかったYouTubeを始めてみようかなという考えを持ちました。
うまくいかなくても、今んとこは別にこれで食っていくわけではないので、あくまで人生の楽しみの一つに!くらいの気持ちで始めました。なるべく楽しくやっていきたいものです。
以上が、私がYouTubeを始めた理由になります。
色々と語ってきましたが、結局は自分が楽しみたいから、というほぼほぼ自己満足な感じです。草
今後は私自身の練習の様子だったり、大会の様子、
あとは競歩ならではの企画系の映像だったりを撮影して、不定期ですが投稿していきたいと思います。
何かやってみてほしい企画がありましたら、ご連絡ください。あまりにぶっ飛んだものでない限りは検討いたします。草
私だけではなく、たまに山形競歩メンバーにも出演してもらう予定なので、お楽しみに。
練習の組み方がわからない!という中高生の競歩選手の方や、
これから競歩を始めてみたいけど、どういうアプローチで始めるのがいいのだろう?という方の参考に少しでもなればうれしいです。
競歩をしている、していない関わらずに
楽しめるチャンネルを目指していきます。
そして映像を見ていただき、自分もYouTubeやってみたいな!と感じた競歩選手の方々は、ぜひチャンネルを作っていただき、ともに競歩系YouTuber(私はYouTuberと名乗れるほどのレベルではまだまだありませんが・・・)として、競歩を盛り上げていきましょう。
また、まだまだ駆け出しのチャンネルですが、映像撮影等で暇なとき協力するよ!とサポートしていただける方がいらっしゃればぜひお願いしたいと思います。
自分が歩いている映像というのは、自分では撮るのが激ムズなので・・・草
もし、ご協力いただける方がいらっしゃればご連絡いただけると嬉しいです。一緒に面白いことしましょう。
かなり長くなってしまいましたが、最後に
チャンネル登録・高評価 よろしくお願いします!
うわー新鮮。草
↓からとべるよ
では、今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
東北選手権中止を受けて
どうも、三澤です。
すでにご存じの方も多いと思いますが、今年の三重国体に中止の申し入れがされているようです。
そして、今週末に山形県で開催予定だった東北選手権(通称:ミニ国体)も中止されるというアナウンスが本日、山形陸上競技協会より発表されました。
昨今の新型コロナウイルスの急速な感染拡大状況を考えると、当然と言えば当然な決定かと思います。
また、開催県である山形県でも、連日これまでよりも多く新型コロナウイルスに感染される患者さんが確認されており、県としても8月20日から9月12日までを「感染拡大防止特別集中期間」と題した取り組みが始まっております。
こちらが始まったあたりから、なんとな~~く中止は覚悟してはいました。
しかし、いざ中止のアナウンスを受けると非常に悔しく、むなしいものですね。
というのも、以前の記事やツイートでも記載したとおり、私自身、5年ぶりにミニ国体の出場資格を得られました。
久々に東北の猛者達と戦える!ということで今回の大会を非常に楽しみにしておりました。
近年、レベルの上がった山形県の競歩界で久々に3番以内に入り、しかも地元開催のミニ国体へ出られるということで、非常にうれしい気持ちでした。
これまでの試合とはどこか違う、緊張感よりもはるかに強いわくわく感を感じながら今日まで過ごすことができていました。
なので、生きる糧を一瞬でうばわれた気分です。この知らせを受けたのは仕事まっさい中だったのですが、数十分は動揺してしまいましたね・・笑
しかし、中止は中止。決まったことは仕方ありません。
ここ最近は練習もよく消化出てきていただけに残念ですが、次なる目標である
10月の山形まるごとマラソンに向けて走りに力を入れていきましょう・・・・
と、切り替えようとは思っているのですが、やはりスタートラインに立てないという事実はなかなか受け入れがたく、なによりもやりきれない思いは少なからずあります。
そこで、私は本来の試合日である8月28日㈯に、1000mのタイムトライアルを実施します。
そこで4分切りを狙って、ミニ国体の供養をしようと考えています。
私の自己ベストは4:01なので、人生初の4分切りに挑むことになります。
なぜ1000mなのか?というのは個人的なこだわりで、競歩選手たるもの1000mで4分くらいは切らねば、という謎のこだわりがあります。
そして普段の練習ではなかなか1000mに1本集中するということがないので、現状本気で1000mを歩いたらどれくらい持つものなのかという確認も踏まえての取り組みになります。
あと、どっとリーグにも使えるしね。
そこで!
私の1000m4分切りチャレンジをアシストしてくださるペースメーカーさんを募集いたします。
走りでも歩きでも構いません。3:55ペースで私を導いていただければ、万々歳でございます。
貴方様の練習の一環に、または、ウォーミングアップのついでに引っ張っていただければと思います。
場所は山形市のあかねヶ丘陸上競技場、スタート時刻は午前10時を考えています。
当日は感染症対策を万全に行ったうえで、実施したいと思います。
そして募集は山形県内在住者の方のみとしますので、全国のミサワファンの皆様にはご理解いただければと思います。?
ご協力いただける方、興味のある方はお気軽にご連絡ください。
以上、非常にまとまりのない、感情的な文章になってしまいましたが、
よろしくお願いいたします。
最後に、陸上競技にかかわる皆様の今後のご多幸とご健勝、新型コロナウイルスの1秒でも早い収束を祈って終わりたいと思います。
では、本日も読んでいただきありがとうございました!
この乾きはいつ潤うのか
どうも、三澤です。
先日、山形県選手権大会5000mWに出場しました。
既にTwitter等で結果報告しております通り、記録は22分26秒48の3着ということで、約5年振りに入賞することができました。
曇りで気温も比較的低めの好条件でしたが、順位を優先したため記録は平凡なものに。
しかし、5年間手の届かなかった表彰台(今年は表彰式なかったけど)にまた戻ってくることができてホッとしています。
そして、8月末に山形県で開催される東北選手権への出場も決まりました。
こちらも5年振りになります。
今までも何度か出場したことはありますが、毎回微妙なレースばかりだったので今回は爪痕を残せるようなレースをしたいと考えています。
さて、久々に念願の県選手権入賞を果たしたのにも関わらず、思ったよりも達成感や嬉しさというものはあまり感じないものなのだなあと思いました。
むしろ、レースが終わりようやく緊張から解放されたという安堵感の方が勝っているように感じます。
思えば、最近の練習やレース後の感情を振り返ると、「100パーセント充実した感情」というものを感じなくなりました。
今まではいい練習やレースが出来れば、気分が高揚してご機嫌になっていたのですが、
最近は自分の中でいいなと感じる練習やレースをしても、どこか物足りなさを感じています。
例えるなら夏の暑い日、汗をかいて喉がカラカラなのに、いくら水を飲んでも喉が潤わない
そんな感じ。
今まではキンキンに冷えた美味しい水を飲めば潤ってた喉は、今ではこんなものでは簡単には潤わなくなっています。
しかも、あれだけ果たしたかった目標を5年越しに達成したとしても喉の乾きは潤わなかったのです。
きつい思いをしても得られる達成感が小さいというのはちょっともどかしさがありますが、
これは競技者として非常にいい傾向ではないのか?と感じました。
一つ一つの練習やレースで満足度が低いのは、次の練習やレースに向けてのモチベーションを保ち、より良いものを作り上げていくための潤滑油になると感じています。
満足していないからこそ、まだまだ練習をしよう、もっといいレースが出来るように考えよう、という行動につながるのではないでしょうか。
練習の質や内容だけではなく、こういった自分自身の精神的な部分にもアンテナを張って、分析できるようになったのはある意味成長かなと思いました。
今後も、喉が潤い切らない程度に水を飲んで、競技者としてより心身共に進化していけるようにやっていきたいと思います。
…………けど、そろそろ心の底から喜べるような瞬間を味わいたいなあ笑
カラッカラに乾いた喉が最高に潤うような達成感を求めてまた明日から少しずつ頑張ります。
では、読んでいただきありがとうございました!
あの動画の再生回数1000回超えについて
どうも、三澤です。
皆様突然ですが、私のこちらのツイートを覚えてらっしゃいますでしょうか?
ナイキ ヴェイパーフライで1000m歩いてみた!という自称・世界初 厚底シューズ競歩動画の再生回数が1000回を超えたら、何かが起こるかもしれない!
と、フラグを立てたツイートでございます。
もう2ヶ月近くも前のお話ですね。
先日、ついに本動画の再生回数が1000回を突破しました。今までご覧いただいた皆様、ありがとうございました!
まだご覧いただいていない方は、こちら↓からぜひご視聴ください!
同時に、山形競歩チャンネルの登録者数も徐々に増えてまいりまして、200人間近となっております🤯
本当に皆様、ありがとうございます!!
こんなにも山形競歩を応援してくださっている方がいらっしゃるのだなあと驚くと同時に、
支えてくださる皆様に感謝しつつこれからも自分の競技にYouTubeに、頑張っていきたいなと感じたところでございます。
……さて、若干話が脱線致しましたが、
メインの内容に戻りましょう。
今回の動画の再生回数が1000回を超えたということで、
ナイキ ヴェイパーフライ NEXT%を使用した新たなチャレンジを実施したいと思います。
それは・・・・・
ヴェイパーフライで5000mW歩いてみた チャレンジ
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お、おおう……
ただ距離を伸ばすだけか〜〜
と思った方もいるのでは、ないでしょうか??
前回は1000mということで、4分間ほどの短い時間での歩きでした。
故に、ぶっちゃけごまかしのきく内容だったのではないかなと思います。
(つか他のYouTuberの方も厚底1000mWしてたみたいだしね)
しかし、現在の私の競技レベルでいうと20分を超える運動時間になる
5000mをヴェイパーフライで歩くことで、どんな変化が体に現れるのか?
歩型がそこまで崩れず、意外といいタイムで歩けてしまうのではないか?
そうだとしたら競歩のレースでもヴェイパーを履く価値はあるのではないか?
それとも、やっぱり長い距離になると
こんなに底が厚く反発があるシューズでは競歩にならない!
という結果になってしまうのか・・・・??
そういった新たな「可能性」を陸上界に叩きつけるべく(大げさ)
私は自身の肉体と福沢諭吉3体を生贄に、5000mWにわが相棒と挑んできたいと思います。
なお、誠に勝手ではございますが、私自身の練習プラン等を考慮して実施日、時間、場所などは現時点ですべて未定となっております。
しかし、確実に2021年内では検証したいと思います!
そして、できれば非公認のT.Tではなく、通常の競技会の5000mWにヴェイパーフライを着用して出場できれば、なおいいなぁと考えています。
そのため、7月後半以降の5000mWの競技会の情報があればミサワまで教えていただけますとうれしいです。
(できれば山形から近い場所の方がありがたいなー、、ボソボソ)
切実に、よろしくお願いいたします!!!
というわけで、これまた史上初?のヴェイパーフライ5000mWに挑んでみた企画。
実施はいつになるかわかりませんが、また応援していただけますと幸いです!
何卒、よろしくお願いいたします。
そして皆様、私の自宅で撮影した
この完全手作りのフライヤー的画像、どこかで見た覚えはないですか??
そう。.リーグで大活躍中
監督含めメンバー全員が女の子という
異色のチーム、千葉スピリッツ。
その千葉スピリッツさんのイメージイラストを完全再現してみました。
クオリティの低さに我ながらあっぱれでございます。
ミサワは普段家でこんなことをしているんだなぁと思い少しでも
憐れんでいただければ幸いです。それが私の歩く糧になるとかならないとか。
ということで、5000mWヴェイパーチャレンジ、気長にお待ちくださいませm(__)m
追伸。
引き続き、山形競歩チャンネルでは、毎週更新の山形競歩大学をはじめとして競歩にまつわる様々な動画を発信していきます。皆様の高評価やチャンネル登録が我々の原動力になりますので、今後ともよろしくお願いいたします。まだ見たことない人には広めてくださいm(__)m
では、本日も読んでいただきありがとうございました。
迷ったら競技場へ。
その日私は、終業後にポイント練習を予定していた。
できれば定時の18時で上がり、競技場へ向かいトラックで歩きたいな……
そう思っていたが現実は18時には上がれそうもない雰囲気。
作業をこなす傍ら、「ああ、今日はどうしようか……」という自分との打ち合わせが始まる。
平日のポイント練習に指定している日が仮に残業で遅くなってしまった時については、競技場の開放時間の兼ね合いもあり代替案を用意している。
だいたい多いのが、自宅近くのロードでの200m×10~15等の時短メニュー。
いわゆる妥協というやつだ。
この日も、21時で閉まる競技場へ向かうか、
はたまた自宅近くで済ませるか?
悩みつつ、仕事が終わったのが19時。
お、思ったよりも早いな。。
これなら予定の本数を減らせば競技場が閉まる前にダウンまで出来そうだ。
そう判断し、まだ迷いながらも残業明けでクタクタの頭と体を引きずり、私は競技場へと車を走らせた。
結局この日は、1000m×3でサラッと終える繋ぎのポイント練習になった。
しかし、今日は競技場に来てよかったなと思うことがあった。
まず1つは、数年ぶりにお会いできた方がいた。
その方は私が高校時代に、国体の山形県チームとして一緒に行動させていただいた大先輩だ。
彼は当時、社会人。
高校生だった私の目から見た彼の姿は、その大人な立ち振る舞いが魅力的だったことを覚えている。
種目の違う私にも気さくに話しかけてくれたのが嬉しかったなあ。
そんな彼は、この日も私に気さくに話しかけてきてくれた。コミュ障の私は本当に久々の再会で、何を話したらいいかわからなかったが、
今も私のことを覚えててくれていたことが非常に嬉しく感じた。
また、彼がまだ陸上競技を続けていたということを知れたのも非常に嬉しかった。
今後も競技場に行く楽しみが増えた。
そして、もう1つは地元の駅伝チームの若手がポイント練習をしている姿を見られたこと。
私がアップをしている時には既に練習が始まっていた。
やはり仲間の頑張る姿を見ることは非常に刺激になる。
彼のお陰で半ばやる気のない残業明けでも、練習に前向きに取り組めた気がしている。
彼は県選手権1500m出場に向けて、標準切りを次のターゲットに見据えているらしい。
頑張ってもらいたい!
残業もあり、なんだかんだ悩んだが
思い切って競技場に行くことでこのように
自分にとってプラスになることはあるなあと
感じた夜だった。
陸上競技の魅力の1つに、競技を続けるほどに人脈が増えていくことがあると考えている。
この日は改めてそんな気持ちを思い出させてくれた。
あの時、自宅近くで200mをやる選択をしていたら、恐らく誰にも会うことなくひたすら黙々と200m流しをしていたことだろう……
それよりは100000倍はいい時間を過ごせたと思う。
迷ったら、競技場へ。
これからも私はこのスタンスで社会人選手をしていきたい。
競歩をやっていてよかったなぁと思った話
どうも、三澤です。
山形県に帰ってきてから3週間。現状何事もなく、
もう時効だと思うので、どうしても書き記したかったことを書かせていただきます。
実は4月18日に新潟県胎内市で開催される予定だった「下越陸上競技選手権大会」
の10000mWにエントリーをしておりました。
新型コロナウイルスの感染が拡大している中でしたが、山形県から近場で行われる貴重な試合の機会を逃したくないと思い、コロナにびくびくしつつも感染対策は万全にし、ほとんど誰にも言わずに単身新潟へと乗り込みました。
私の住む山形市から胎内市までは下道で約2時間半。レース当日のスタート時刻は12時50分とやや遅めのスタート時間だったのですが、移動距離が長いため前日に胎内市に入り、市内の宿舎へ宿泊しました。
レース当日。気象予報では降水確率100%。
予報通りの雨と風の寒いコンディションでした。
これはタフなコンディションの中での歩きになるなぁ・・
なんて考えながら朝練習を行い、朝食を摂り、ホテルを後にし会場へ。
会場につくと雨が強くなったり弱くなったりの不安定なコンディションに加え、強風が常に吹き荒れるまさに「悪条件」という感じがひしひしと伝わるような環境でした。
ありがたいことに会場近くの体育館で待機することができたので、音楽を聴いたりしながらウォーミングアップの開始時間まで待っていたその時のことでした。
悪天候による競技会の中止が発表されました。
えぇぇぇぇぇぇぇ・・・
前日から新潟に入ったのにこれはひでぇよ・・・
確かに悪天候ではありますが、レースができないほどではないのでは?
という感じの天候で、ウォーミングアップすらしていない私はいたたまれなくなっていました。
しかし中止は中止。私の力では何もできません。
まさかコロナ以外の件で試合が中止になるとは・・それも直前に。
こんなご時世に県外から乗り込んだ罰ですかね、なんて思ってしまいました。
とりあえず荷物をまとめて車に戻り、運転席で途方に暮れていた時のこと。
かねてよりSNSでお見掛けしていた新潟県の競歩関係の方からご連絡をいただきました。
競技会は中止になってしまったが、せっかくなのでその日審判を予定していた
新潟の競歩関係者の方と一緒にご飯でもどうか、と。
とてもありがたいお誘い・・
この時までSNSでのみの交流しかなかった私に気を配っていただけるなんて・・
と、皆様のやさしさをひしひしと感じ涙が出そうでした^^;
しかし、私はとてもやりきれない思いがあったため、その前に5000mの1本でも歩きたいと思っていました。
その意思を伝えると、なんと当日おなじレースに出る予定だった新潟の学生も一緒に歩いてくださる、というではないですか・・
どうやら、私のわがままを聞いて学生たちにお声をかけていただいたようでした。
本当に頭が上がりません・・・・・
ということで、新潟の学生2名と、私の計3名で悪天候の中の5000mT.Tが始まりました。
さすがに競技会が中止になるほどの強風の中なので、タイムはひどいもんでしたが、
一緒に歩いてくれた学生選手2名と、動画撮影やタイム読みをしていただいた新潟の競歩関係者の方々に支えられて悪条件下でもなんとか歩ききることができました。
本当の競技会ではなかったですが、その日できる歩きはしっかりできたと思います。
何より、一度競技会の中止で底まで落ちたメンタルの中でもあきらめずに最後まで歩けたことは確実に今後につながってゆくと思います。
そのあとは一緒に歩いた学生2名と、サポートしていただいた新潟競歩の大先輩2名と一緒に食事をさせていただきました。
新潟県の競歩事情や、雪国ならではの冬の練習方法など中身の濃いお話をして、
今後ももっと競技を頑張ろう、と思えたとても貴重な時間を過ごせました。
何より、今回お会いした方は昨年6月に開催した山形競歩主催のオンラインタイムトライアルにご参加いただいた方々でした。
当企画にご参加いただいた方々へは、ご参加いただいたお礼をいつか直接言いたいなと思っていたところでしたので、今回お話ができて、お礼も言えて本当に充実した時間になりました。
今回の経験は、競歩独特の「選手同士の距離が近い」という特徴があってのことだと思います。
競技人口が少ない種目だからこそ、競技レベルに関わらず、チームの垣根も超えて交流があるのが競歩の魅力の一つになっています。
(といっても私はそこまで交流が多いほうではありませんが・・笑)
もし、今回の遠征が走る種目の記録会だったとしたら、本当に何もできずにその辺で適当に走って疲れて帰ってきただけだったと思います。
しかし、競歩をやっていたからこそ生まれたつながりに助けられて、傍から見たら散々な経験でも、人のあたたかみを感じられる貴重な経験に変えることができました。
こういったことを経験したことでさらに今後、競技に前向きに取り組めて、
競技以外の面でもつながっていきそうな気がしています。
あーーーー競歩やっていて本当に良かった。
新潟の皆様、本当にありがとうございました。
いつか合同(酒飲み)合宿、やりましょう。
では、本日も読んでいただきありがとうございました。