ド田舎市民ウォーカーの日常

山形を拠点に活動する社会人競歩選手の徒然

この乾きはいつ潤うのか

 

どうも、三澤です。

 

先日、山形県選手権大会5000mWに出場しました。

 

既にTwitter等で結果報告しております通り、記録は22分26秒48の3着ということで、約5年振りに入賞することができました。

 

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 曇りで気温も比較的低めの好条件でしたが、順位を優先したため記録は平凡なものに。

 

しかし、5年間手の届かなかった表彰台(今年は表彰式なかったけど)にまた戻ってくることができてホッとしています。

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そして、8月末に山形県で開催される東北選手権への出場も決まりました。

こちらも5年振りになります。

今までも何度か出場したことはありますが、毎回微妙なレースばかりだったので今回は爪痕を残せるようなレースをしたいと考えています。

 

さて、久々に念願の県選手権入賞を果たしたのにも関わらず、思ったよりも達成感や嬉しさというものはあまり感じないものなのだなあと思いました。

 

むしろ、レースが終わりようやく緊張から解放されたという安堵感の方が勝っているように感じます。

 

思えば、最近の練習やレース後の感情を振り返ると、「100パーセント充実した感情」というものを感じなくなりました。

 

今まではいい練習やレースが出来れば、気分が高揚してご機嫌になっていたのですが、

最近は自分の中でいいなと感じる練習やレースをしても、どこか物足りなさを感じています。

 

例えるなら夏の暑い日、汗をかいて喉がカラカラなのに、いくら水を飲んでも喉が潤わない

 

そんな感じ。

 

今まではキンキンに冷えた美味しい水を飲めば潤ってた喉は、今ではこんなものでは簡単には潤わなくなっています。

しかも、あれだけ果たしたかった目標を5年越しに達成したとしても喉の乾きは潤わなかったのです。

 

きつい思いをしても得られる達成感が小さいというのはちょっともどかしさがありますが、

これは競技者として非常にいい傾向ではないのか?と感じました。

 

一つ一つの練習やレースで満足度が低いのは、次の練習やレースに向けてのモチベーションを保ち、より良いものを作り上げていくための潤滑油になると感じています。

 

満足していないからこそ、まだまだ練習をしよう、もっといいレースが出来るように考えよう、という行動につながるのではないでしょうか。

 

練習の質や内容だけではなく、こういった自分自身の精神的な部分にもアンテナを張って、分析できるようになったのはある意味成長かなと思いました。

 

今後も、喉が潤い切らない程度に水を飲んで、競技者としてより心身共に進化していけるようにやっていきたいと思います。

 

 

…………けど、そろそろ心の底から喜べるような瞬間を味わいたいなあ笑

 

カラッカラに乾いた喉が最高に潤うような達成感を求めてまた明日から少しずつ頑張ります。

 

 

では、読んでいただきありがとうございました!