競歩における脚が抜ける症状 ②
どうも、三澤です。
前回に続き、脚が抜ける症状についてになります。
前回の記事から時間が空いてしまいまして申し訳ございません。
今回は、私の経験や感覚に基づいた内容にはなりますが、競歩において脚が抜ける症状の原因として考えられるものをいくつか挙げていきたいと思います。
あくまで個人的な意見ですので、感覚には個人差があるかとは思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
・体がしっかりと温まっていない
まずは、ウォーミングアップが足りずに体がしっかりと温まっていない時、
もしくは体への刺激が足りずにエンジンがかかっていない時に
脚が抜けやすくなるように思います。
気温についても、寒い日は温かい日に比べて抜けがひどくなる印象があります。
なので体が冷えている状態で歩くと脚が抜ける傾向にあるのではないかと感じます。
対策としては、抜けの酷かった日のウォーミングアップ内容を見直し、改善していくことで様子を見ていただくのがいいかと思います。
私は前半〜中盤の抜けが最もひどい傾向にあります。
1000mを過ぎたあたりから、いきなり脚がおかしくなる、、ということも多いため、レースでのウォーミングアップはしっかりと体を温めるだけではなく、200~400m程度の流しをレースペースよりもやや速いペースで行うこともあります。
しっかり流しをすることで脚に刺激が入るのか、普段よりも抜けが酷くない状態でレースに入ることが出来ています。
もし、最初から抜けがひどいという方はウォーミングアップで体を温めるだけではなく、ある程度の刺激を体に入れてからレースに臨んでみるのもいいかも知れません。
・ペースの上げ下げが激しい
レースや練習で、ペースが大きく上がったり下がったりした際に抜けがひどくなる感覚があります。
上げ下げだけではなく、急激にペースアップをした場合も、最初の200mくらいは調子がいいが、それ以降は抜けが酷くなる、、というパターンもあります。
しかし、徐々にビルドアップしていく場合ですとあまり抜けは酷くなりません。
練習であれば、イーブンペースもしくは少しずつビルドアップをしていくような歩きを心がけていければ抜けを抑えながら練習できるかと思います。
しかし、レースではペース変化の展開など読めないので難しい所です。
レースでの対策としては自分がついていき、抜けが酷くならないようなペースであればついていくが、抜けがひどくなりそうな予感のするペースの場合は残りの距離と相談してつくか、否かを判断しています。
この判断には、自分がどの程度のペースであれば脚が抜けずに歩けるかということを普段の練習から把握しておかなければなりません。
ついていった結果脚が抜けすぎてペースがズルズル落ちた、、という展開よりは、
1人でも自分のペースを守りながら歩いた方が結果的に内容、タイム共にいいレースができたという経験が多いです。
というのも、脚抜けは1度酷くなっても、ある程度時間が経てば症状がマシになり、また再びしっかり脚を動かせるようになる性質があるようです。
なので、抜けて辛くなったら一旦離れて休憩、脚がよくなったら再びペースを戻して前を追う、というようなスタイルでレースを作っています。
一旦離れれば脚はつらいですが、心肺機能はある程度休められるので。笑
私はこのスタイルで現在の5000mWの自己ベストである21:49をマークしました。
脚が抜けても自己ベストは出すことができるので、やはりうまく脚抜けと付き合っていくことが重要かと思います。
今回は、私が特に大きな原因として考えているポイントについてご紹介いたしました。
今後も自分なりに対処法や原因を模索し、またご紹介させていただければと思います。
それでは、本日も読んでいただきありがとうございました!