ド田舎市民ウォーカーの日常

山形を拠点に活動する社会人競歩選手の徒然

高畠競歩2019~腹が減っては戦はできない~

 

どうも、三澤です。

昨日は全日本競歩高畠大会50kmWで

東洋大学の川野雅虎選手が日本新記録をマークして優勝し東京五輪代表に内定されました。

 

2着の丸尾選手も日本新記録をマークするという非常にハイレベルなレースとなり、大会の度に次々と日本記録が更新されていく昨今の日本競歩界は、本当にすごく高いレベルになっているなあと感じます。

 

 

さて、筆者も高畠競歩大会の20kmWに出場しました。

 

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結果は1時間40分02秒と、自己記録よりも大幅に遅れ、最低限目標としていた能美競歩大会の参加標準記録(1時間40分00秒)もクリアできずに非常に悔しい内容となりました。

 

今回のレースの反省点として私なりに分析した点が大きく3つあります。以下に記述いたしますのでお暇な方はぜひ読んでいただき、アドバイスいただける点がありましたらぜひご指導の程よろしくお願いします🙇🙇

 

 

■練習内容に合ったペースではなかった

 

日本選手権標準記録の突破をめざし、最初からその最低限のペース(4:40/km)くらいで余裕を持って歩く、と決めていましたが、序盤からそのペースでも少しきつく感じていました。

 

昨年と比較すると今年は練習の質も量も落ちていた事実はあります。

4:40ペースでも余裕が持てない練習内容だったということになります。

 

20kmという決して短い距離ではないので、そこまでの練習内容を振り返り、適正なペースを決めて前半からある程度の余裕を持って歩く必要があるなと感じました。

 

欲張らず、淡々と刻むスタイルでレースができるようにしていきたいと思います。

 

■寒さ対策がおろそかだった

 

昨日の気象コンディションは曇り/小雨で時折晴れ間がでる、風もややあり少し寒いという天候でした。

 

最初はアームウォーマーと手袋を装備してレースに臨みましたが、割と序盤で不要かなと感じ、4kmあたりで手袋、6kmあたりでアームウォーマーを外しランパンランシャツの真夏スタイルになりました。

 

すると、アームウォーマーを外した瞬間に肌寒さを感じました。

というか、普通に寒かったです😅完全にミスったと思いました…

 

次第に体も温まるかなと思っていましたがすでに10月下旬の山形の気温はそんなに甘いものではありませんでした。向かい風を浴びた際に一気に寒くなるのがわかりました。

 

前半に少し温まったからといい安易に装備品を外してはならないなと感じました。

もう、そんなに若くはないのだから、、、🤢🤢

 

■ガス欠を起こした

 

なんだかんだで10kmを48:12で通過し、余裕はあったのでこれくらいで後半もいこう、と前向きに歩けていてさあ後半戦、、という時にじけんは起こりました。

 

14km過ぎからやたらと呼吸がきつくなり、股関節がしっかり動かなくなります。

 

おかしいな〜と感じつつも、まだキロ5分1桁くらいでは歩いていたのであまり気にしなかったのですが、

段々体にうまく力が入らなくなり、姿勢も背中が丸くなりペースがあきらかに落ちていきました。

 

糖質が足りなくなったようで、ガス欠を起こしていたようです。

 

まだ残り2周残っていた中で、もう完歩を目指すのが精一杯の状況でした。

 

私はスペシャルドリンクは用意していませんでした。20kmだし、要らないかなと思っていましたが、20kmも単純に1時間半以上の運動時間があるためエネルギー切れを起こしてしまう可能性はあります。

 

初めてレース中に空腹を感じ、何か食べたいなと思いました笑

 

そして、この点については2点目にも述べた寒さ対策がおろそかになり、体温を保つために無駄にエネルギーを消費していたのかなと思います、、

 

レース後もめまいがするなど、人間が糖質を失うとこんなにも死にかけるのか、、と恐怖を覚えました。🤯

次回からは20kmでもレース中に糖質を補給できるよう準備が必要だなと感じました。

 

 

以上、3点が今回のレースの振り返り言い訳となります。

 

改めて競歩の難しさ、過酷さを思い知らされたレースとなりました。

 

9月末から業務多忙で練習が思うようにいかないというのはありましたが、

同じフルタイム勤務、そしてそれ以上に忙しい状況下でもしっかり結果を出してきている選手の歩きを見てきたので、私も工夫をしながら頑張らないとなと思いました。

今一度、練習の仕方を見直します。

 

記録としても能美競歩まであと3秒というガッデム記録でしたが、いい勉強になりました。

 

来年はこの経験を活かして50kmに挑戦したいと思います。

 

苦しいレースでしたが、高畠で久々の再会だった方やはじめましてな方もいて非常に充実した時間を過ごすことができました。

皆さん今後とも仲良くしていただけますと嬉しいです🤤

 

なにより、多くの応援ありがとうございました。

 

高畠競歩に参加された皆さん、お疲れ様でした!

 

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(写真はレース後に撮影したチーム山形競歩の集合写真になります。みんなお疲れ!)