ド田舎市民ウォーカーの日常

山形を拠点に活動する社会人競歩選手の徒然

好記録が出るタイミングとは??

 

どうも、三澤です。

 

今日はランニング、長距離の話題についてです。

 

昨日は各地でトラックレースが行われ、好記録が続出したようです。

 

特に目を引いたのが中京大記録会での立命館大学勢の好記録ラッシュ。

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関東圏の大学以外でここまで1つのチームから好記録をマークする選手が多く出てくると、

どんな環境でもやり方を工夫し、各選手達の努力次第でどこまでも強くなれることを感じます。

 

 

同じ競技者として非常に刺激を受けたので、今後の立命館大学にも注目していきたいと思います。

 

また、山形県関連では新潟のデンカチャレンジにてNDソフトの照井選手が5000mで13:48,91の山形県新記録をマークしました。

 

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照井選手は2週間前の日体大記録会5000mで13:53,36をマークし、12年振りに5000mの山形県記録を塗り替えたばかりだったため、

短期間でここまで好記録を連発していることに非常に驚いています。

 

今後もブレイクしそうな選手なのでこれからも楽しみですね。

 

やはり長距離種目は涼しくなってくる10月から12月の時期がトラックでの好記録が出ている印象があります。

 

単純に涼しく、走りやすい気象条件だけでなく、夏の暑い時期に合宿等でのトレーニングを通じて、タメを作っていた成果が出てくるためなのかなと感じます。

 

さて、そんな好記録や、自己新記録が出るタイミングとはどんな時なのでしょうか??

 

様々な考え方があると思います。

気温がちょうどよかった、風がなかった、

当日の体調がとてもよかった、

組のペースがちょうどよかった……

 

私は、自分の経験を踏まえてですがこのような時に好記録に繋がると考えています。

 

それは、「それまでの練習が出来ていて、かつレースに集中できている時」です。

 

 

私が19歳の時。9月下旬の山形県長距離記録会。

私は、5000mにエントリーしていました。

 

しかし、大会の日まで連日業務多忙な日々を過ごしており、短時間のjogくらいしかできておらず、おまけに勤務疲労で体が重い状態でした。

 

レース前の流しでも体が重く、「うわ、今日はだめだな、、」と同じ組の先輩と笑いながら話していたのを覚えています。

 

しかし、レースが終わってみると15分47秒と、自己ベストを更新することが出来ました。

(めちゃくちゃ苦しみましたが、、笑)

 

なぜ、レース前あんなに体が重たい中で自己ベストが出せたのか?

 

まず、思い返すと私は7月末あたりから今までよりも質の高い練習ができるようになってきました。

 

そして8月には5000mで人生初の15分台をマーク。ずっと目標にしてたタイムだっただけにかなり嬉しく、それ以降も積極的に練習していたのを覚えています。

 

9月の記録会の付近こそ練習量は落ちましたが、それまでの積み上げがあったからこそ疲労があった中でも記録会を走れたのかなと思います。

 

また、もう一つの要因としてレースに非常に集中できていたことが考えられます。

 

スタートしてから直前の疲労感でやはりきついレースだったのですが、「きついけど、前についていけるぞ?」という感覚になりました。

 

私はこの感覚を、「レースにハマる」と呼んでいます。

このハマる感覚になると、自然とレースに集中することが出来、終盤に苦しくなったりしても動きを崩さずに走ることができます。

 

逆にレースに集中できているからこそハマるというパターンもあります。

この、ハマる感覚になる時はきつい思いをしつつも好記録につながることが多く、この感覚は大事にしています。

 

おそらくこれはランニングだけでなく競歩にも通じることだと思っています。

 

まとめると…

 

・いい練習が継続的に出来ている

・レースにハマっている(集中できている)

 

以上、2点が好記録につながる要因の一部なのかなと考えています。

 

特に、練習の積み重ねがしっかりできていれば疲れていようがある程度の好記録は狙いやすい状態なのかなと思っています。

いわゆる、「調子がいい」時期ですね。

 

逆になかなか練習が思うように積めず、うまくレースでも結果が出ない時期はおそらくどれだけレースをこなしてもなかなか記録が出せないスパイラルに陥る気がします。

こちらがいわゆる「調子が悪い」時期

 

競技者は常にこの調子がいい時期と悪い時期の繰り返しなのかなと思います。年中絶好調な選手はなかなかいないのかなと。

 

だからこそ、不調でなかなかタイムがでないな、という時は一度見方を変えたり、すこし競技以外のことに取り組んでみてリフレッシュしたりという回り道も必要なのかなと感じます。

 

そんな私の今シーズンは不調のシーズンとなっております、、、笑 日々、試行錯誤しながらの毎日でそろそろトンネルから抜け出したいです😅

 

長々と書かせていただきましたが、最終的に自己ベストや好記録を出すのは陸上競技の醍醐味であると同時にとても難しいことです。

 

タイムにばかりとらわれていると、段々陸上がつまらなくなってしまうので時には考えを変えることも大事かなと思います。

 

皆さんの自己ベスト更新の手助けにはなるかどうかはわかりませんが、こういう考えもあるんだというちょっとしたヒントになれば幸いです。

 

やはり屋外スポーツのため、ある程度気象条件も絡んでくるとは思いますが、それを無視して記録を出してくる選手もいます。

 

そういう選手を、人は「強い」と呼ぶのでしょうね笑

 

私も強い選手になれるよう試行錯誤を続けながら頑張ります💦💦

 

皆さんの秋冬シーズンが好記録に恵まれた素敵なシーズンになることを祈っております☺️

 

それでは、本日も読んでいただきありがとうございました!